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緑釉陶器の窯跡を展示

 平安時代に生産された国産の施釉陶器には、灰釉(かいゆう)陶器(とうき)のほかに緑色の「緑釉陶器」があります。

 これは、奈良三彩の技術を受け継ぐ、鉛釉をかけたやきものです。穴窯を使って高火度で焼成した素地に、低火度で鉛釉を溶かし着ける2度焼きをしていました。美濃窯でも緑釉陶器を生産していたことは知られていましたが、生産の実態はよくわかっていませんでした。今回、多治見市教育委員会の発掘調査で、市内住吉町の山地内から緑釉陶器専用窯の住吉16号窯が発見されました。出土品とともに、その窯跡を現場からはぎ取ったものがミュージアムで展示されています。

 窯跡は底の部分しか残っていなかったので、詳しい構造はわかりませんが、奥行き1.5m、幅1.3mの楕円形で、円筒状の(ひら)(がま)だったのではないかと考えられます。窯の底部には硬化土ブロックを(あぜ)状に2列並べ、3条の(えん)(どう)が作られていました。京都や滋賀の緑釉陶器窯などではこのような構造のものが確認されていますが、美濃窯では初めての画期的な検出例となりました。

 

多治見市美濃焼ミュージアム

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