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小企画展「武将とやきもの -土岐明智氏×古瀬戸系施釉陶器窯-」

美濃焼は全国屈指のやきものの生産地として知られていますが、1300年にわたる美濃焼の歴史の中ではあまり知られていない歴史背景もあります。

本展では、織田信長、古田織部など全国的にも有名な人物ではなく、室町時代中ごろに美濃国妻木郷を所領とした中世の武将・土岐明智氏に焦点をあて、美濃焼1300年の歴史の一端を担い、一時だけ美濃窯に築かれた古瀬戸系施釉陶器窯との繋がりについて考えます。

 

現在の岐阜県南部に位置する美濃国は、東西を分ける日本の中心部にあり、古代より壬申の乱、南北朝の動乱、承久の乱、関ヶ原の戦いなど、日本の歴史上において数々の「天下分け目の戦い」の舞台となりました。

その美濃で勢力を張った武将に清和源氏の流れをくむ土岐一族がいます。一族の中で室町幕府直臣の奉公衆であった土岐明智氏(※1)は、美濃国土岐郡妻木郷(現在の土岐市を中心とする)(※2)などを所領としていました。その妻木郷には、15世紀中葉から後葉にかけてある一定期間のみ古瀬戸を焼成した古瀬戸系施釉陶器窯が確認されています。古瀬戸系施釉陶器窯とは、隣国の瀬戸窯で生産されていた古瀬戸と呼ばれる中国陶磁を模したやきものに対して、瀬戸窯以外に築かれた古瀬戸焼成窯を指します。しかし、この古瀬戸系施釉陶器窯はわずか数十年で美濃から姿を消します。

 

本展は、妻木郷の為政者である土岐明智氏に焦点をあて、瀬戸窯側についても触れながら、土岐明智氏と古瀬戸系施釉陶器窯の接点について考えます。

 

 

(※1)土岐明智氏の系図については多々議論がされていますが、ここで使用する土岐明智氏は、室町時代中ごろに妻木郷を治めた在京の土岐明智氏と、妻木在国の一族に限定します。

(※2)妻木郷の範囲については現在の土岐市以外の地名も記されており、不明な部分も含み全てがこの範囲ではありません。

 

期間:平成 29 年 10月 27日(土)~平成 30 年 3 月 4 日(日)

場所:美濃焼ミュージアム内 ギャラリーS1

多治見市美濃焼ミュージアム

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