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小企画展「代用品と統制品-戦時中の記憶をたどる-」

戦後73年目を迎えた今年、当館では終戦記念日にあわせて戦時中に使用された代用品や統制品(※1)を展示します。

戦時中の代用品とは、戦時期の物資不足において、本来の材質に代わった材料で作られた製品のことです。鉄などの金属が軍需生産で必要とされる中、代用品としてやきものが一端を担うことになります。とりわけ、昭和16年以降は陶磁器に統制番号(生産者別表示記号)を標示することが義務付けられ、製造品および数量などが管理されます。これら統制品は、窯業界における戦時体制の一層の強化を象徴するものです。

 

過去の大戦により、東美濃の地域においても多くの人が戦争へ出兵し、命を落としました。そして疎開先としてたくさんの人を迎え入れた多治見市も空襲被害にあい、多くの犠牲者を出しています。

飛鳥時代より長い歴史を紡いできた美濃焼の産業も、戦時下において自身の存亡に関わる厳しい時代を迎えることになり、窯業は時代に大きく翻弄されました。伝統ある窯焼きは、「不要不急」のものと位置付けられ、軍需優先のもと犠牲となってきた一つです。

 

本展では、厳しい統制下にも火を絶やさず生き抜いてきた窯業地の歴史や市民の生活を、代用品や統制品を通して伝えます。戦争を知らない世代が増えていく中で、平和を考える場になることを願います。

 

(※1)統制陶器とも呼ばれる「統制番号が記された陶磁器」について、ここでは統制品とします。

 

期間:平成 30 年 8月 15日(水)~平成 30 年 10 月 28 日(日)

場所:美濃焼ミュージアム内 ギャラリーS1

 

 

多治見市美濃焼ミュージアム

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