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灰釉陶器 長頸瓶(かいゆうとうき ちょうけいへい) Ash glazed jar with long neck

 

長頸瓶

解説

  • 10世紀
  • 北丘14号窯出土
  • 高24.5㎝ 口径13.0㎝
  • 多治見市教育委員会 蔵
  • 長頸瓶は、その名のとおり胴体の上に長い首が付けられています。これは、酒などの液体を入れるための容器だったようです。灰釉陶器の中では、碗や皿に次いで数多く生産されました。

見どころポイント

長頸瓶みどころ1

肩を流れる灰釉と「フリモノ」

植物の灰を主原料とした釉薬は、酸素を遮断した還元炎焼成によって、薄緑色に発色します。この灰釉がよく熔けて肩を流れたようすが、灰釉陶器の最大のみどころのひとつです。また、本来はこれが多いのは失敗ですが、窯の中で捲き上がった土屑がふりかかっている「フリモノ」は、匣鉢(こうばち=製品を窯の中で保護するためのケース)を用いず裸焼きにされた証拠です。

長頸瓶みどころ2

整った高台

しっかり高台を整える、丁寧な仕事をしています。

多治見市美濃焼ミュージアム

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